包囲

特徴
敵の背後や側面に回り込もうとする戦術機動です。背後にまで回り込めれば敵には逃げ道がなくなり、補給も乏しくなります。そのため、時間をかければ包囲した部隊は確実に殲滅することができます。
敵が側面や背後をガラ空きにしていないとできないため、突破ほどの汎用性はないですが、成功したときの効果は突破より大きいです。

概略&大戦略への応用

←僕の大戦略歴のなかの数少ない包囲戦術の成功例

左画像では、ロク山脈南に上陸した部隊はほとんど抵抗を受けないままに貿易地帯まで進むことができたため、包囲網が完成しました。
包囲時には包囲する対象がそれに気づいて引き返さないように、どこか別のところに注意を引きつけたり、引き返せないようにする必要があります。陽動が必要なわけです。陽動にもっとも適しているのは遅滞戦術でしょう。引き返したら反撃できる態勢を整えておくことで敵部隊が容易に引き返せないようにするわけです。
次に適しているのは小規模な攻撃(突破でも何でも構わない)でしょう。攻撃を受けている中で撤退することは戦術機動の中で最も難しい部類に入るため、敵部隊は容易に引き返せなくなります。

この作戦の成否には地形、敵味方の戦力差、敵の戦力配備状況などが影響してくるので、この戦術機動は突破と違っていつでもできるわけではありません。無理に行おうとするとと失敗するので、行える状況を見つけたら狙う、程度に考えておくのがよいと思います。