影の作成

物体は平面と曲面の2つに分けられるわけで、前の2つで一応すべての立体をかけるようになったことになります。しかし、それだけだとリアルな詳細画像を描くことは難しいです。
物体の凹凸を表現するためには影の表現が必須だと思います。
1、影作成の効果
左画像を見てください。僕が作った公開していない自作兵器絵の一部分(アングルドデッキ)なのですが、左は実際の画像の影があるバージョン。右は影を消したバージョンです。
左のほうがアングルドデッキが飛びだしている(凸部)ように見えると思います。こういう風に絵に立体感を出すことができるのが影を作る一番の意味だと思います。
2、影の作成方法
光源を左上と(右向きの場合右上)して、影の形を想像して描いていきます。例として上の画像の右、影なしverを影ありverに変えてみることにします。なお、色々あってちょっと上にある影ありverとは異なる外見になります。

左画像一番上は元画像(影なし)を600%に拡大したSS。影に使う色は元の色(ここではアングルドデッキの下にある赤枠部の色)のRGBすべてを-10したくらいの色を使います。ここでは、元の色は(R,G,B)=(24,23,32)だったので、影作成に使うのは(R,G,B)=(14,13,22)を使います。
影の形ですが、基本的に勘です。勘でうまくいかない場合には、左画像2番目のように、左上(光源の位置)から各頂点を通る直線を描き(できれば別レイヤーで描いたほうがいいですね、削除簡単ですから)、そこから影の位置を推測(赤い線)するといいと思います。
赤い線で囲われたあたりをぬって、100%にしたのが上から3番目。これで完成です。