1、平面を描く
このコンテンツで紹介する絵の描き方の基本は、"面に平行な光を当てると、その面はどこも同じ明るさ(=色)になる"というものです。もちろん実際には平均より明るいところや暗い所があるわけですが、基本的にはこうなります。
この基本にのっとって考えると、平面というのは同じ色の図形であらわされることになります。つまり、たとえば四角い面を作る方法は、上で書いた四角形の描き方とおなじだし、円い面を作る方法は円の描き方とおなじです。もっと複雑な形の面を作りたいときは、四角形や面を組み合わせたりフリーハンドや直線で枠を作ったあと、閉領域の塗りつぶしで作ったりします。

面を描く時の色についてです。同じ色で傾きが違う面がある場合、上に傾く(面を上にした水平に近づく)ほど明るく、下に傾く(面を下にした水平に近づく)ほど暗くなります。左に下手ですが例を載せておきました。
2、2つの平面を重ねる
ここでは、同じ色で塗装された平行な面2つが重なっている場合を考えます。同じ色,傾きだからと言って同じ色で絵を描いて重ねてしまうと1のように、面と面との境目がどこかわかりません。色を分けなければいけないわけですが、手前側に光源があるので、奥にあるほど絵として描くときには色は暗く描くとよいと思います(2の状況)。ただ、これは原則であってその他の部品の影となっていて奥のほうが明るい場合というのもあります。
また、当然のことですが面が重なった部分は手前の面のみを描きます。