■ はじめに
大戦略パーフェクト3.0の兵器エディタ、武器も兵器も自作のものをたくさん作れて便利なのですが不便な点も多くあります。
僕個人としてこの"不便な点"をあげるとすれば、
1,自作武器のデータを並べ替えたりすることができない(=自作武器の量が多くなってくるとどこに何があるかわからない)こと
2,兵器データから兵器を読み込むと同一の性能でサブタイプ名のみ違う武器が量産されてしまう、そしてそれを削除する機能がないこと
3,自作兵器の並べ替え、管理が面倒臭いこと
この3つとなります。そこでこの3つを解決するツールを作ってみようと思ったわけですが、最後の"3"はかなり難しいっぽかったのでとりあえず1と2を解決するこのツールを作ってみました。
1の問題はこのバージョンではまだ完全に解決されたわけではありませんが、2の問題についてはできる限りのことは出来たと思っています。

■ パッケージの内容
 readme(txt).txt
 readme(html).html(このファイル)
 DSP3.0武器管理ツール.exe
 DSP3.0武器管理ツール.ini
 Main.class
 .classpath
 .project
 SETA_uwarm_control\(中身:ファイル35個)
 readme_image\(html版readme用の画像)

■ 使用方法
まず大戦略パーフェクト3.0(2.0DXとか2.0でもいける…かもしれない、一応DSP3.0用です)がインストールされているフォルダ(普通はC:\Program Files\SystemSoft Game\ssa_dsperfect3だと思います)にファイルをすべて(readme(txt).txt、readme(html).html、readme_imageは必要なし)コピーまたは移動してください。
もしVistaを使っている場合は下の通り、"ファイルが存在しません"と言われて起動できなくなるため、普通にコピー・移動するのではなく、"互換性ファイル"のほうにコピー、移動する必要がある可能性もあります。
Vistaで、DSP3.0がインストールされているフォルダ内に"uwarm.dat"及び"uweapon.dat"がない場合の操作 上にある"互換性ファイル"をクリック すると"uwarm.dat"及び"uweapon.dat"が出てくるはずなのでそれを見つけたら各種ファイルを移動

これでも駄目な場合は"uwarm.dat"及び"uweapon.dat"が存在しない場合があります。兵器エディタを1回開いて適当に兵器複製すれば多分作られるはずです。
DSP3.0武器管理ツール.exe(戦車のアイコンのファイル)をクリックして起動です。起動するまでしばらく時間がかかることもあるのでむやみにクリックはしないでください。
起動後の操作は下の各機能解説で。

■ 各機能解説
クリックで起動した後の機能の解説です。まぁそんなことをする必要があるほど複雑なツールではないと思うのですが、念のため。

(1)、"兵装タイプ"ドロップダウンリスト
下の表に表示する自作武器のタイプを決定するリストです。変更すればすぐに表の中身も変化します。

(2〜3)、表、"武器名称"、"サブタイプ"列
SSAの兵器エディタにならい、基本的には武器の名称(20mmバルカン砲とか、127mm砲とか…)とサブタイプ(航空戦、航空戦Bなど)しか表示しないようになっています。この2つの列のヘッダ(一番上の行)をクリックすると、昇順→降順→もとのままの順でソートされます。
現バージョンにおいて武器をソートするとしたらこれを使うのが一番簡単なのではないでしょうか。サブタイプを1回クリックして昇順にソートしたあと武器名称を1回クリックして武器名称で昇順にソートし直すとそれなりに整理された状態になってくれます。

(4)、表、"位置"列
[↓]と[↑]ボタンのある列です。これを押すと押された行にある武器が1列分あがる or 下がります。細かく順番を調整したい場合とかにどうぞ。

(5)、表、"移動"列
数字が書かれているマスがある列です。ここには半角数字しか入力でき(全角数字を入力して決定すると半角数字に変換されます、また小数点等も不可)ません。
ここに数字を入れ直してから"移動"のヘッダ(一番上の行)を押すと入力されている数字の順番に並び変えられます。

(6)、"同一武器の統一"ボタン
不満な点でもあげた"兵器データから兵器を読み込むと同一の性能でサブタイプ名のみ違う武器"を統一するボタンです。
 ・サブタイプ以外の性能(名前とか火力とか、射程とか…)が同じで、サブタイプが"共通の名称"+数字、になっている
 ・サブタイプ以外の性能(名前とか火力とか、射程とか…)が同じで、サブタイプが"TYPE"+数字、になっている
のどちらかの場合にその武器を自作武器一覧から削除し、自作兵器でその削除される武器を装備していたものはが統一先の武器を装備するように書き換えられます。
ごく稀に下のように、
本来の状態変な状態
105mm砲 戦車A105mm砲 戦車A  105mm砲 戦車A0105mm砲 戦車A0
105mm砲 戦車A0105mm砲 戦車A
105mm砲 戦車A1105mm砲 戦車A1
105mm砲 戦車A2105mm砲 戦車A2
105mm砲 戦車A3105mm砲 戦車A3
変なサブタイプの武器(例えば、"戦車砲A"ではなく"戦車砲A0")に統一されてしまうこともあるようですが、それを防ぐ方法は今のところ分からないのでこちらでは防げません。多分統一前にサブタイプで昇順ソートしてやればこの現象は起きないと思います。
なお、タブっぽくなっているのはいずれ機能をつけたすときにウインドウのサイズまで弄る必要をなくすためです。

(7)、保存ボタン
変更された武器データを保存するボタンです。
ただ、保存し忘れていても閉じるときに保存してあるファイルと現在表示されているデータが異なれば確認メッセージが出るので大して必要はないかも。

(8)、復元ボタン
このツールは正規の方法以外でデータを弄るツールです。なるべく問題がないようにプログラムを組んでいますが、何かの拍子に不正なデータが紛れ込んだり、必要なデータが削除されたりする可能性も考えられます。そのときのための機能です。
"前回起動時"、"前回終了時"、"今回起動時"の3つの段階の兵器、武器のデータに戻すことができます。復元すると"前回終了時"以降に作った兵器データがなくなってしまうことがあるので注意してください。時系列(?)に沿って書くと↓のような感じですね。
ツール起動…(A,前回起動時)
ツール終了…(B,前回終了時)
自作兵器"あ"及び"い"を兵器エディタで作成
2回目のツール起動…(C,今回起動時)
復元を実行。AやBの状態に復元するとその間に作った自作兵器"あ"と"い"は消えてしまう

なお、初回起動時に前回起動時や前回終了時のバックアップから復元を選ばれることはないだろうと考え、その辺の対策はしていません。
■ その他
・使用したソフト、サイト様について
exeファイルを作る時にはみずばショウ氏のJavaStarterを、アイコンには
萬大正情報取り扱いカフエー大正浪漫様の32*32のティガー1迷彩verのアイコンを使わせていただきました。また、プログラム作成にはEclipseを使わせていただきました。ありがとうございます。

・再配布について
したいと思う方がいるのかは置いとくとして、転載、配布などはご自由に行っていただいてかまいません。このときはできる限り僕のHPのURLを載せてくれるとうれしいです。また、その際、作者にご一報くださると幸いです。ただしこれは強制ではありません。
ただ、プログラムの変更、改変、名称の変更は行わないでください。

・著作権について
著作権は勢多にあるものとします。また、このプログラムを使用するにあたり生じたいかなる損害について作者は免責させていただくものとします。使用者の責任の上でご使用ください。

・アイコンについて
現在使っているアイコンは仮のものです。どういったアイコンにしようか迷っていろいろ描いたり使ってみた結果これを暫定的に使うことにしました。
もしこのツールのアイコンのアイデアを思いついた方がいらっしゃいましたら教えてください。