特殊なリアルファイトの作成

何度か触れてきたように、この兵器は左右型パターンというのを使います。ですので、兵器詳細画像を2つ作らなければいけないのです。

1、特殊なリアルファイトと左右パターン
この艦のようにアングルドデッキが片方だけある艦(ニミッツとかね)のリアルファイトを考えてみます。兵器詳細画像は左が前ですから、左舷を向けた画像を使っています。しかし、これを味方艦として使うと、右が前になり、右舷を向けた状態になります。これを1つの画像で再現することはできません。それを再現する機能が左右型パターンです。

このような兵器、たとえば自走砲などにはそれぞれ自走砲パターン、などの特殊なリアルファイトが用意されています。
2、右向きの画像を用意
左向きは前ページまでで完成しています。そのため、右向きの画像を作ることにしましょう。
彩色前に使っていたpxaファイルを使って作業をします。右舷と左舷の違いは
・後部艦橋の位置(影とかがなくなる)
・アングルドデッキがなくなる(影も含めてなくなる)
・舷側エレベータが登場
・高角砲や機銃がちょっと変更
この4つです。うち下の2つはレイヤの表示、非表示で切り替えられるので上2つを変更していきます。
3、後部艦橋の修正
艦橋を選択します。そして、後部艦橋(影含む)を多角形で範囲選択します。そして、画像→明るさとコンストラクト(左の"1")をクリックし、明るさを10と設定して適用します。
すると、影以外の後部艦橋と前部艦橋の差が少しなくなったように感じられないでしょうか? 次は影部分をさらに修正。
今度は影のみを多角形を使って範囲選択し、明るさとコンストラクトで、今度も明るさを10と設定して適用。その後変なドット等を修正した結果がこれです。それなりに明度の差がなくなっていることがわかると思います。
これで艦橋の修正は完了。
4、格納庫の修正
格納庫+飛行甲板を選択します。その後、機銃座の影等を消さないように注意しつつアングルドデッキの影を消して完成(左画像)です。

最後に、"高角砲(右舷のみ)"、"機銃(右舷のみ)"、"舷側エレベータ"を表示して、"機銃(左舷のみ)"と"アングルドデッキ"を非表示にしてとりあえず完成。
5、彩色
前にやった彩色の手順に従って彩色します。最後に、左右反転(左画像"1")を押して右舷側として完成です。
あとは背景をピンクにしたり、ノイズを付加したり、航跡つけたり…その辺は適当にやって終了。
6、兵器エディタに適用
まずは普通に左舷側の画像を兵器エディタの詳細画像に適用します。
次に、左右パターンの右向きをクリック(左画像赤枠)して、ペイントを開き、そこに右舷側の画像をコピー&ペーストで貼り付けて保存を押し、完成です。