フィルタ

使いこなせるようになればかなり便利な機能、フィルタについて説明します。
1、フィルタパネルの出し方
フィルタはデフォの段階でもう出ている"フィルタ"というパネルの中にあります(左画像で赤枠で囲われているやつ)。
でている場合にはこれを使えばいいのですが、Pixiaを使っているときに邪魔だから消してしまった、という方もいるかと思われます。その場合には、左画像"1"のメニューボタン、フィルタ(I)を押すことでこのパネルを出すことができます。

フィルタ機能で使うのは今のところノイズとぼかしの2つだけです。あとは15パズルとかは作成に疲れた時の息抜きなんかにはいいかも(笑)。
2、フィルタの機能(1) ノイズの付加
自作絵では掛けられる労力の関係からどうしても使う色が少なくなってしまいます。それを無理やり増やす時に使うのがこの機能。
実際原寸大で表示するとほとんど変わりがないので自己満足の世界ではあるんですがね、やると安心できたりするんです。

やり方は、まずノイズを付けたいところ範囲選択します。その後、フィルタパネルの"ノイズ"タブからノイズ付加(左画像"1")を選択し、実行ボタンを押す(左画像"2")だけ。実行ボタンの右にある"設定"ボタンを押すと赤枠のようなパネルが出てきて、ここでノイズの量などを変更できます。よくわからない+変えたところで大して意味はないのでデフォの設定のままで問題ないかと思われます。
3、フィルタの機能(2.1) ぼかし
自己満足でしかないノイズと違ってぼかし機能はグラデーションの作成やら金属光沢の再現やら色々な所で使う重要機能です。これが使えるか使えないかで画像の出来はかなり変わってくると思います。とりあえず変なところはぼかしかけておけば見えにくくなりますしね。
なのでこれは3つに分けて説明。

まずは、ぼかし機能の基本的な使い方です。やり方はほぼノイズと同じで、範囲を選択→"標準"タブの"ぼかし"("1"のボタン)を選択→実行ボタンを押す、という手順です。
また、設定ボタンを押すとパネル(赤枠)でぼかしの程度を設定することができます。
4、フィルタの機能(2.2) ぼかし
次はぼかしを適用する範囲について。普通に描画された部分全体でいいや、と思うかもしれませんが、描画部分全体に適用すると左画像右上("1")のように、輪郭線までぼやけてしまうのです。輪郭線がぼやけると兵器エディタでその画像を使った時に変な出来になってしまうことが多いのでお勧めできません。
そこで、左画像下のように、輪郭線から1ドット(下と右は2ドット)以上内側の点を選んで選択する必要があります。すると、左画像右下("2")のように輪郭線はそのままに境界線だけぼやかすことができます。
複雑な形の内部にぼかしを使う時は"多角形"の範囲選択をよく使います。左画像でも多角形範囲選択で台形のような形になるよう選択してぼかしをかけました。
5、フィルタの機能(2.3) ぼかし
最後は設定パネルにある"ぼかしの程度"について。ノイズのときは特に変更する必要なしと書きましたが、こちらは場合に応じて変更する必要があります。
ぼかしの程度は数字が大きければ大きいほど選択範囲がぼかされます。境界線をあいまいにしたいときは2前後に、面全体にグラデーションをかけたいときには5〜10程度にするとよいのではないでしょうか。
実際にはこれといった基準はないので、いろいろやって試すしかないと思います。