1、基本的な書式
勢多式MODでは、処理しやすさ、大戦略関係のプログラムの流用のしやすさを考え、","でデータを区切ったテキスト形式をとりました。また、1行が1つの処理を表すようになっています。


上の画像は、勢多式MODで使える主な書式3つと、その区分けです。見ての通り、勢多式MODは"ファイル指定部"、"条件部"、"操作部"の3つの部分で1つの処理文となります。これが何個も集まって1つのMODとなっていくわけです。
詳細は後回しとして、各部分がどういったことを表しているのか、について軽く説明します。
1)ファイル指定部
どのファイルを変更するのか、という事を表しています。また、操作するファイルがテキストファイルなのか、バイナリファイルなのか、といった事も表されています。
2)条件部
"どこを変更するのか"を表しています。例えば、"F-22Aのデータを変更する"、"対地ロケットを搭載する兵器について変更する"、"潜水艦以外を変更する"…というように。
一部の処理文ではこの部分が省略されているものがあります。
3)操作部
"何をするのか"を表しています。例えば、"F-22Aの兵器名を「F/A-22A ラプター」に入れ替える"、"対地ロケットの攻撃回数を3にする"、"対地ロケットの命中率を2分の1にする"…というように。
要するに、ファイル指定部、条件部、操作部の順に並んでいる事さえ分かればOKです。各部分ごとの記述ルールは行いたい処理によって変わってくるので。



2、ファイル指定部の記述ルール
ファイル記述部は全MODほぼ共通です。2つの要素から成り立ち、1つ目はファイルパス、2つ目はファイルの種類となっています。
・1つ目の要素
変更するファイルを指定します。絶対パス指定でも動きますが、できれば大戦略がインストールされているフォルダを基準とした相対パスにしてください。
例)weapon.dat(兵器データ変更)、warm.dat(武器データ変更)、rf\unitdata.dat(リアルファイトデータ変更)、unit\0002.bmp(F-22Aの詳細画像変更)
・2つ目の要素
僕のプログラムでは、変更するファイルがテキストファイルなのか、バイナリファイルなのか、などを判別する機能を持ちません。そのため、ここでファイルの種類を指定する必要があります。
","で区切られたテキストファイルが0、バイナリファイルが1、その他の処理の場合は100を入れます。
この2つを組み合わせて、"weapon.dat,0,"(weapon.datをテキスト形式で変更)、"rf\unitdata.dat,2,"(unitdata.datをバイナリ形式で変更)などと記述していきます。


トップへ